羽田鉄筋のよもやま話~雑学講座32~

羽田鉄筋のよもやま話~雑学講座32~

皆さんこんにちは!
羽田鉄筋工業、更新担当の中西です。

 

壁(耐力壁・耐震壁・非耐力壁)は、せん断と軸力の複合を面で受ける部材。施工ではダブル配筋(表・裏)が基本で、かぶり・スペーサー・継手の位置が命です。開口(ドア・窓・設備)周りは応力集中が起こりやすく、袖壁・垂壁・控壁の取り合いも複雑。ここでは壁立上げの段取り→配筋→開口補強→写真までの“ベストプラクティス”を解説します。🧩

 

1) ダブル配筋の原理
• 表筋・裏筋:互いに平行で、スペーサー(両面)によってかぶりを確保。
• せん断補強:直交配筋で面内せん断に抵抗。@は均一が基本だが、端部(縦端部・境界柱)は密配筋となることが多い。
• 境界部材:耐震壁端部に帯筋で拘束された「柱状」の領域が指示されることがある。帯筋135°と継手のずらしが肝。🗼

 

2) 施工順序
1. 墨出し・壁芯確認→控壁・袖壁の位置も同時にチェック。
2. 片側(裏側)配筋→スペーサー→もう片側(表側)の順。
3. 開口補強(四隅L筋・縦横増し)→サイド筋(端部の縦筋)→帯筋(境界部材がある場合)。
4. インサート・スリーブの三者調整は必ず事前に。現場で切ると“脆い壁”になる。🛠️

 

3) かぶりとスペーサー
• 壁厚が薄いほどかぶり不足が起きやすい。両面スペーサーを千鳥配置で。
• スペーサーの“影”が外観に出る仕上げの場合は樹脂系や小型を選定。」

 

4) 開口・端部の補強
• 開口四隅のL形補強+周辺の増し筋(1D/2D/3D)。
• 袖壁・垂壁との交差部は定着長と帯筋の通しを優先して順序を組む。
• 非耐力壁でもクラック誘発目地の計画を仕上げと連携。

 

5) 継手と配力の“整え”
• 同一断面集中を避ける。1/4〜1/3スパンずらしをルール化。
• 縦筋の継手は腰高以下に集中させない(割裂のリスク)。腰から上で段階的に。

 

6) よくあるNGとリカバリー
• 表裏のピッチ不一致→一枚のテンプレートで墨出し。ゲージで両面同時に確認。
• スペーサー不足→両面から押さえる“サンドイッチ法”で保持。
• 開口補強の範囲不足→実寸テープで“何D”を可視化して巡回。

 

7) 写真の撮り方
• 両面の@ピッチが同一である“合わせ”写真。
• 境界部材は帯筋のフック角度・継手のずらしが分かる斜めショット。
• 開口四隅L筋のアップ+全景のセット。📸

 

現場チェックリスト ✅ – 両面スペーサーは千鳥で足りている? – 開口補強は“1D/2D/3D”の範囲で増し済み? – 境界部材がある場合、帯筋135°・継手ずらしOK? – スリーブ・インサートは事前調整済み?

 

 

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