皆さんこんにちは!
羽田鉄筋工業、更新担当の中西です。
さて今回は
~一人前までの道のり~
鉄筋工事は、建築・土木構造物の「骨組み」を形づくる重要な仕事です。一人前の鉄筋職人になるためには、体力・技術・図面理解、そして責任感が必要です。未経験者が現場でどのようなプロセスを経て「一人前」と認められる職人になるのか、その具体的な道のりを段階ごとに紹介します。
◆ 初期段階(入職〜半年):鉄筋の“現場”に慣れる
▼ 主な仕事
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鉄筋の荷運び・片付け
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スペーサーや結束線の準備
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先輩職人の補助作業(結束、手元作業)
▼ この時期に学ぶこと
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鉄筋の種類や径(D13、D16など)
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材料の置き方・運び方の基本
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安全靴・ヘルメットなどの着用ルール
✅ ポイント:無理せず「覚える力」と「素直さ」が信頼の第一歩。
◆ 基礎修行期(半年〜2年):部分作業を任される時期
▼ 主な仕事
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柱・梁など一部の配筋作業
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結束作業の反復練習(ダブル・シングル)
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図面の簡単な読み方の習得
▼ 技術面の習得
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正確な「かぶり厚」の確保
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配筋間隔の測定と調整
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加工済み鉄筋の扱い方・重ね継手の理解
✅ ポイント:「作業のなぜ?」を考えることが、職人としての視野を広げます。
◆ 中堅職人期(2年〜5年):配筋の主力となる時期
▼ 主な仕事
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柱・梁・スラブ全体の配筋を任される
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加工図や配筋図の読み取りと段取り
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新人のサポートやチェック役
▼ 求められるスキル
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スピードと精度の両立(加工と組立)
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定着長・アンカー・フックなど構造知識
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材料不足や図面変更への柔軟対応
✅ ポイント:現場監督や他職種との連携で「信頼される存在」になる。
◆ 一人前職人(5年〜):段取り・図面・指導もこなす職人へ
▼ 主な役割
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材料の拾い出しと加工帳作成
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配筋検査への対応と品質管理
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工期管理・安全管理・後輩育成
▼ スキルとマインド
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複雑な図面を即座に理解・現場に落とし込む力
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資格取得(鉄筋施工技能士1級など)で技術を裏付け
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チームでの施工品質の底上げに寄与
✅ ポイント:「技術の見せ場」よりも「チームの完成度」が評価される領域です。
◆ 鉄筋職人としての成長に必要な要素
要素 | 内容 |
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反復力 | 同じ作業を何百回も正確にこなす職人気質 |
図面力 | 加工図・配筋図を正確に理解できる読解力 |
体力とケア | 炎天下や冬場の過酷な現場に耐えうるコンディション管理 |
責任感 | 目に見えなくなる構造物だからこそ「やり切る」姿勢 |
鉄筋工事で一人前になる道のりは、5年〜10年の長い時間がかかることもあります。しかし、建物の基盤を支える“誇りある仕事”であり、着実なスキルと信頼を積み上げた職人には、大きな尊敬と需要が待っています。
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